採用
より多様性あるチームの構築に向けて、当社は人材発掘の場を継続的に見直しています。当社は、世界中で多様なリーダーシップ ネットワークを運営している組織や、米国のHistorically Black Colleges and Universities（HBCU）と緊密に協力しているため、あらゆるレベルの幅広い候補者を特定し、関係を築くことができます。
また、採用プロセスの全段階で確実に包括性を保つための措置を講じています。求人広告で使用する表現を分析し、ジェンダー ニュートラルであることを確認するための「ジェンダー デコーダー」ツールを導入しました。履歴書の匿名スクリーニングを試験的に実施するとともに、候補者の応募に多様性データ監視フォームを導入する予定です。開示は任意であり、データは機密情報として扱われます。
2021年1月の時点で、Talent Acquisition team（人材獲得チーム）のメンバー全員が、採用トレーニングで無意識のバイアスを克服しました。今年はさらに、採用担当者全員に対して追加のトレーニングを開始します。面接で投げかける質問を標準化することで、どの候補者の体験も公平なものとなるようにします。
また、人材のパイプラインを多様化するためのプログラムにも投資しています。当社は2020年に、ニューヨーク市のパーソンズ美術大学、パリのフランス モード研究所、ロンドンのセントラル セント マーチンズといった有名なクリエイティブ系教育機関において、クリエイティブ アートの奨学金を拡大し、今後5年間で50人以上の学生がより平等にプログラムにアクセスできるようにしました。
能力開発
多様な人材のパイプラインを開発することは、当社のアプローチに不可欠です。今年は3つの重要なリーダーシップ開発プログラムを導入します。これらは、当社の目的と価値観に沿ってリーダーシップ能力を高めるとともに、組織の継続的な多様化に役立てるためのものです。
• 当社の新規マネージャー開発プログラム（NMDP）は、人材マネージャーのための優れたリーダーシップの原則を重視しています。この取り組みの中核は、チームやメンバーのためのオープンで包括的な環境を促すために必要となる能力を、リーダーたちに身に付けさせることです。このプログラムでは、リーダーの説明責任と、D＆Iアジェンダへの個人的な取り組みについても扱います。
• 当社の管理職開発プログラム（EDP）は、NMDPでの学習内容と既存のアライシップ トレーニングを基盤として、リーダーシップ能力を深めることができるようにデザインされています。プログラムの参加者は、包括的な企業文化の育成に対する意識を高めて再確認することと、職場の多様性の向上について説明責任を負うことが求められます。このプログラムには、3か月間の管理職向けコーチングも含まれ、参加者はさまざまな領域での自身の能力を詳細に把握することができます。
• 多様な少数派の人材の育成を支援するために、当社は2021年にメンターシップ プログラムを導入するとともに、リバース メンターシップを試験的に実施しています。これらのプログラムを通じて、キャリアの進展を支援するとともに、人材パイプラインをさらに発展させます。
データ
当社は、世界の社員数を可能な限り完全に把握することに努めています。その一環として、社員が自発的に自己認識できるように人事制度を改善しています。このデータにより強化されたグローバルな多様性のダッシュボードが、四半期ごとに執行委員会と、そして半年ごとに取締役会と共有します。こうしたインサイトは、目標を達成に向けて十分な情報に基づいた意思決定を行うのに役立ちます。
個人情報はすべて機密情報として扱い、各地域の市場の規制に従って収集します。
タレントコミュニティー
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